Yosuke Nagumo Design

ブレント・シビックセンター
ロンドン 2009-13

ホプキンス・アーキテクツ

1 2 3 4 5

ブレント・シビックセンターは、ブレント区に散らばっていた行政サービスの窓口を統合した。約2000人のスタッフの事務室は、部門や職種による垣根を取り払い社内外の協力が自然に行われる。この計画は住民がより容易に効果的にブレント市による公共サービスを受ける機会を提供し、効率の良いサービス環境を創造することで行政サービスの生産性を向上する。

ブレントはロンドン郊外で最も人口密度が高く、英国内で最も文化的に多様な行政区であり、この計画はウェンブリーの再開発地域の住人に、地域と住人の多文化で多様な特徴を反映した拠点となった。敷地はウェンブリーの再開発地域の中心、ウェンブリー・スタジアムとウェンブリー・アリーナに隣接する。シビックセンターは、住民が会い、学び、食べ、買い物をする、新しいコミュニティの中心となるように設計された。

センターの中心、大きく透明で開放的な吹き抜け空間は、ブレントのコミュニティを迎え入れる。それは円筒形の公民施設棟と北西のL字型行政事務棟を繋ぎ、南に面するアリーナスクエアへ正面し、将来新しいスクエアが造られる北側からも出入りできる。この吹き抜け空間から、公共施設、市民サービス施設、事務室など全ての機能が見渡せ、訪問者は建物のレイアウトを即座に理解する。自然光で溢れる吹き抜けのエントランス空間は、座席のある大きな階段がありイベントのある時は観覧席となり柔軟に利用される。


撮影:南雲陽子